コラム：花の色と土の関係

　梅雨入りも間近になり、5月の爽やかな空気と別れ難い気がしますが、個人的には梅雨入りの数少ない”楽しみ”のひとつとして、「あじさいの花が見られる」、というのがあります。ピンクや青、紫の花に、緑色の葉のコントラストが美しく、雨で少しアンニュイ（憂鬱）になりそうな気分を和ませてくれるこの花を気に入ってらっしゃる方も多いのでは？

　その花の「色」ですが、咲いている土の性質で変わる事、ご存じでしたでしょうか？（私は知らなかった・・・）。土のｐｈで変わるそうです

　○酸性だと「青」

　○中性だと「紫」

　○アルカリ性だと「ピンク」

だとか。あじさいの中の色素である「アントシアニン」と「土のアルミニウムイオン」で色が決まるので、ピンクのあじさいを別の場所に植え替えたら青だった！なんてこともあるそうです。

　さて、本題。生徒達が、自分本来の輝き・色を出すために、PTAが学校と協力してできる環境作り、それが「土壌」だとすると、その土壌の性質が生徒達の色を左右する要因になる・・・なんだか感慨深い。土壌は自分で性質を変えられませんが、私たちは自分で自分を変えられる。

​　是非、生徒達が輝ける「土壌」を創っていきたい！と願う梅雨入り前のひとときでした。